こんにちは、石田です(^^)/
生命保険なんて要らないぜ~と息巻いている石田です!
そんなこと言って石田も・・・
完全立証なんて言ってますが、かくいう筆者石田はかつては生命保険について全然何も知らず親が入れてくれていた生命保険に何も考えず加入していました。なぜそれが必要なのか、本当に必要なのか、何の検証もせず黙って何の疑問もなく保険料を払っていたのです。
この仕事を始めるにつれ、疑問を覚え始め生命保険についてガチで勉強し始めたのです。もちろん、人の支出にケチをつける仕事ですので、結構な勉強をさせていただきました。
その結果導いた答えがタイトルの通りです。
でも人と場合によります
ただし、生命保険不要説の対象になるのは世帯構成や子供の進路にもよりますので次のグラフをご参照ください。
- 妻が一生完全無職ならさすがに生命保険で財産を残した方がいい
- 子供が医学部など学費の高いところに進学するなら、保険が必須
〇:生命保険不要説が成立する世帯
△:成立しずらい世帯
✖:なんとも言えない世帯
〇がついている世帯になぜ生命保険が不要なのかについて日本一わかりやすく説明していきます。
絵やグラフを見るだけでわかるように工夫していきます、もしわかりにくい箇所があればコメントをお願いします。
おそらくこの記事を読むあなたはお金に興味関心が強く、できれば保険料を抑えたいと考えているのではないでしょうか?
せっかくなので以下の疑問にも回答していこうと思います。
- まず保険ってどんなのがあるの?
- 生命保険はなぜ不要なの?
- 医療保険や学資保険はいるよね?
- もしものことがあったら石田はどうするの?
- 保険料を安く抑えるにはどうしたらいい?
これらの保険に関する「?」をすべて解決していきます(^^♪
結論だけ教えてよ~という方は目次から飛んでください(^_-)-☆
まず生命保険が何かを知る必要がある
生命保険が不要、という説を理解するのにはまず生命保険って何なのかを理解する必要があります。
復習がてらどんな保険があるのか見ていきましょう。
大きく分けると「生命保険」「医療保険」「傷害・介護保険」「損害保険」があります。
生命保険
生命保険を一言でいうと
一家の大黒柱が死亡してしまった場合に、残された家族にお金を残すもの
なので、大黒柱が死んだときに残された家族がいないかもしくはいてもお金に困らない場合は入る必要がありません。
貯蓄を兼ねた保険も多く、保険料が高い傾向にあるためあなたが気になっているのはこの保険かもしれません。
例えば一人世帯で生命保険に入っている方なんかは要注意です。入っても無駄に保険会社の養分になるだけです。
医療保険
医療保険を一言でいうと
病気やケガをするともらえることもある保険
生命保険とは違って掛け捨ての保険が多く、がん保険や都道府県民共済も医療保険の一つです。
県民共済だと掛け金が2,000円前後の場合が多く、「少額だしいっか」と割り切る方が多いです。
でも2,000円を12か月間、それを30年間続けると72万円になりますので軽んじてられない金額ですよね。
そして石田も軽んじていたうちの一人なのでした(笑)
生命保険は大きく3種類あります
- 収入保障保険
- 定期保険
- 終身保険
見分けるポイントは「掛け捨てタイプか、積み立てタイプか、解約返戻金はあるか」の3つです。
※解約返戻金とは保険を解約したときに払い戻しされるお金のことです。
収入保障保険の特徴
一家の大黒柱や、ひとり親が亡くなったときに毎月分割で保険金を受け取る年金形式の保険です。
一番の特徴として、死亡時点での年齢が高くなればなるほど遺族の受け取り金額は低くなることが挙げられます。
「それでは困る!」と思われがちですが、年齢が高くなれば残された家族が必要とする金額も減ってくるものであり、非常に合理的な保険です。
保険料が3つの保険の中で最安で、ムダがなく、合理的です。
現在30歳の方が15年後の45歳で死亡すると想定すると
保険料を54万円払って、3,600万円をうけとれる計算になります。
定期保険の特徴
定期保険は収入保障保険と同じような保険ですが、受け取りかたが一括受け取りになる点が異なっています。保険料も収入保障型よりも少し高くなります。
また、保険期間にかかわらず保障される保険金額が一定なのも大きな特徴です。
石田としてはこの保険のオトク度はほとんどないと考えています。
例えば50歳で死亡したと想定すると、子供が完全に独立しそうでお金がかからない状態にもかかわらず多額の保険金が下りるのです。その分保険料が高いという設定ですので、ほぼ不要です。
ほぼ、と言ったのは・・・
教育費が非常に高い学校にこどもが所属しているなら必要かもしれません、という意味。
もし医学部に進学するなら在学中はいつ何があっても学費を払える状況を作っておきたいですよね。そうなればこの定期保険は有効です。
もし加入されるのであれば子供の在学中だけ加入しましょう。
終身保険の特徴
終身と書いてあるだけあって、一生涯保障が続く保険です。また、保険料が高い分中途解約しても解約返戻金があるタイプになります。
あなたが70歳になって死亡した際に多額の保険金が高齢の妻に振り込まれてうれしいでしょうか?そのために多額の保険金は必要でしょうか?
保険金は貯蓄性があるともいわれますが、保険金として貯蓄しているため預金ほど自由に出し入れできず用途が限られてしまうのです。
よって、石田は完全に不要と考えます。
生命保険が必要かどうかは断言できる
生命保険が必要かどうかを決めるには
そもそも大黒柱の方が亡くなったときにいくらのお金が必要かを計算する必要があります。
計算してみて「あれ?足りない!」となれば必要だし
「お、足りる!!」となれば不要なのです。
「保険で準備すべき死亡保障額」=「一生分の収入」ー「一生分の支出」
ということになります。
ではどうやったら生涯の支出と収入が計算できるのでしょうか?
ネット上にいろんなシュミレーションがありますので使ってみてください。
明治安田のシュミレーターだとある程度正確に算出されるのでオススメします。
一度シュミレーションしてみて、あなたがいくらの保証額が必要なのか計算してきてください。リンクを貼っておきます。
これは結果の画面の一部です。
万が一への備えという欄が死亡保障額を算出する欄になります。
(C)準備すべき必要な補償額という一番右の枠が上の写真のように「-万円」になっている方は生命保険が不要ということです。
大多数の方が不要と出るはずで、もし必要となった方は保険より生活費を見直した方がいいかも。
注意点
生命保険会社が提供するシュミレーターで「死亡保障は必要ありません!」と出ないように工夫をしています。
皆さん契約しないことを生命保険会社は恐れているのです。
なので、死亡保障額は多めに算出されることを忘れないでください。
知っておくべきポイント①
大黒柱に万が一のことがあった際の一生の支出額と収入額が算出されましたね。
この収入額ってどこから出てるの?という話です。
これは妻の収入+遺族年金の合計額になっています
出典:オリックス生命
たとえばこどもが一人いる世帯で夫に万が一のことがあった場合、妻は死亡日の翌月から一生涯遺族年金を受け取り続けることができます。
シュミレーターはこの遺族年金も含めて計算してくれるのですが、遺族年金を考慮すると生命保険が必要のない場合が多いのです。
知っておくべきポイント②
生活費を節約すると、必要な保険料も下がる
大黒柱にもしものことがあった後の年数×年間の生活費、が必要な保障額ということになります。
生活費が低ければ保険も必要がなくなる可能性が高いので、固定費の見直しは必須です。
楽にカンタンに支出を下げるのにはコツがありますので、下の記事も見てみてください。
医療保険は必要なのか検証してみた
医療保険はさすがに必要でしょ石田さん?
もし入院したらどうするの?
という質問が聞こえてきそうです。
結論を言うと、不要という意見です。
医療保険が不要な理由①
健康保険に加入していれば3割負担するだけで医療が受けられるだけでなく
「高額療養費制度」「傷病手当金制度」が守ってくれます。
- 高額療養費制度:医療費の上限を超えた分は返ってくる制度
- 傷病手当金制度:病気やけがで仕事ができない状況になったとき、給料の約3文の2が最長1年と6か月まで出ますよという制度
出典:アフラック公式HP
医療保険が不要な理由②
医療保険の給付金は手術や入院をしたときに受け取ることができますが、通院では受け取れないのです。
がん保険の一部には通院給付金が受けられる商品もありますので、癌家系で発病する可能性が高い方は考えてもいいかもしれません。
ちなみに給付金を受け取るには病院から診断書を受け取り、医療費の3割をまず払ってからの請求作業になりますので、数十万円程度の貯金は必須です。
医療保険が不要な理由③
保険金が下りる条件が厳しく、保険に入っているのに保険金が下りないことがあるんです。これ全く意味ないですよね。
例えば三大疾病保障の保険(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)によりある条件を満たせば給付金が出ます。
条件:60日以上後遺症が継続するか、普通に働けない状態になること
しかし、三大疾病による平均入院日数は46.9日となっており、60日を大きく割り込んでいます。がんでは平均19.9日です。
情報元:厚生労働省資料「平成26年9月傷病分類別にみた年齢階級別退院患者の平均ん在院日数」
医療保険が不要な理由④
実際に石田父ががんで入院した経験から要らないなと確信したからなのでした。
具体的なエピソードを話すと・・・
約5年ほど前の話でした。
父が定期健診を受けて、「なんか影がありますねー」と言われ精密検査を受けることに。検査の結果は「お父さん、癌ですね。でも手術すれば治る部位だし、再発率も低いからそんなに心配しなくていいですよ。」ということだった。
両親が結婚してからアフラックで月3,000円のガン保険に入っていた。
3,000円を30年で払うと、108万円も保険料を払ったことになる。父が入院し癌だと診断された時点で約100万円、その後入院等で約30万円ほどの給付金を受けることができた。
じゃあいいじゃん。と思われるかもしれない。
でも石田の父がたまたま癌になったからペイできたお金であって、60歳までに癌になる人の率って7%ほどなんです。
給付金が受けれてラッキーってひとは少数派で、ほとんどがごみになってしまうなら貯金として置いておくほうが良くないですか?というのが石田の提案です。
出典:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
国立がん研究センター
結果的に医療保険より貯金のほうが価値が高いなあと計算上でも確認し、
これなら貯金で十分リスク回避できるなーというのが率直な感想でした(^^
学資保険は必要ですよね?
結論は不要です。
解説の前に、まず学資保険がどんなものか確認しましょう(^_-)-☆
学資保険とは
教育のお金を貯めておくもの
契約者が死亡または高度障害になったときは、それ以降の保険料がチャラになる
学資保険が不要な理由①
他のことでお金をおろそうと中途解約すると基本的に損します。
なので、もしあなたにお金が必要なトラブルが起こっても解約しにくいのです。
あなたが貯金できる金額には限りがあります。
その中で人生でのリスクに対応する必要があるので、何にでも対応できる状況を作っておいた方が安心できそうです。
学資保険が不要な理由②
返戻率という表現であなたを困惑させているだけで、特にお得ではない。
例えば返戻率が最強と言われるソニー生命で計算してみますね。

保険料2,862,000円払えば、大学生で18歳になったら300万円になってかえってきますよ、というサービスです。
言い換えると、286万円を18年間預けると年利約0,2%で運用して返しますというサービスです。
現在のオリックス銀行の5年定期預金(0.35%)より低いって、結構しょぼい商品です。
石田が教育費を積み立てするのであれば、積み立てNISA(年利3%~)一択です。
結局、人生におけるリスクはどう回避すればいいの?
見て頂いたように、上手に貯金して・働いておけば後は公的補助がなんとかしてくれます。
特に貯金は重要で、正しい貯金をしていれば「病気」「けが」「失業」「死亡」などあらゆるリスクに対応できることがお伝え出来たののではないでしょうか。
結構重要なことを書いているつもりなので、ブックマークして繰り返し読んでいただければと思います。
無難に安全に安心に生きていきたい!というかたは是非とも貯金を実践してホッとできる人生を過ごしてください。